レプリソーム グッズコラム

Vol.3 ラバーバンド

はじめに
 アレン・アイバーソン選手やケビン・ガーネット選手が着用し始めたことに端を発するラバーバンド。
現在では、選手のニックネームやW.W.J.D.などその種類も多く、選手のアクセサリー・NBAグッズの定番となりましたが、今回はそのラバーバンドについてご紹介したいと思います。

アメリカにおけるラバーバンド

 「ラバーバンド:Rubber Band」の直訳は、「ゴムバンド」ですが、日本でゴムバンドというと、文房具や、物を梱包するための資材を思わせます。
これはアメリカでも同じで、選手の手首に巻かれるまでは、れっきとした文房具でした。
それではなぜスポーツ選手の手首に巻かれるようになったのか、その経緯をご説明したいと思います。

用途その1:文房具

 アメリカのゴムバンドの使い方の1つとして、封筒を束ねる、ということがあります。
大きな会社の色々な部署に郵便を出すのに、部署ごとに1通1通出すよりは、1つの大きな束で届けてもらい、その会社の中で、各部署に配布する方が便利で、なおかつ輸送中に紛失する可能性も減ります。
そして、新しいアイデアとして、単に「束ねる」だけでなく、どこの会社から来たのか、自分たちをアピールするため『バンドの色の種類を増やしたり』、『会社の名前・電話番号・ロゴマークをバンドに入れる』という工夫がなされるようになりました。

 

用途その2:リボンの代わり

 もう1つは、プレゼント箱のリボンとしての使用です。
日本では、プレゼント箱のデコレーションには、リボンを巻くことが普通ですが、アメリカではラバーバンドを使用することもあります。
上の、会社の電話番号などに代わり、贈る相手に応じて
「I Love You」や「Best Friend」などのメッセージを添えることが通例で、これが後々のスポーツ界のラバーバンドに刻まれる言葉(選手のニックネームやバスケット用語:Nothing But Netなど)の原型になっていると思われます。

文房具からアクセサリーへ

 されど、そんな凝った作りの物ではあるものの、いわゆる消耗品のため、1度使用されれば捨てられてしまいます。
そこで、捨てられているラバーバンドの「綺麗なカラーリング・凝ったロゴ・腕輪のような輪の形」に、目をつけたのは、お金のない人(主に黒人)でした。
これらの特徴的な形が、文房具だったラバーバンドを、彼らのアクセサリーに仕立て上げた、と言われています(NBAでも着用し始めたのは黒人選手だったのは、アメリカ世間で使い始めたのが、主に黒人だったため、と考えられます)。
やがて、ラバーバンドを着けてストリートバスケに興じていた少年たちが、NBAプレーヤーとなり、この習慣を伝えた、というのは想像に難くありません。
黒人ファッションとして、大きめのジャージを着ることが知られていますが、このラバーバンドもその1つと言えるかも知れません。ラバーバンドの始まりには、こんないきさつがありました。

  

追記
 アクセサリーになってからは、右の画像の通り、「LIFE IS SWEET」、「8TH GRADE SUCKED」といった色々な言葉・メッセージがプリントされるようになります。
また、いい出来事・悪い出来事があると、新しい物が作られたり、従来の物がより重用されることがあります。
2001年のアメリカ連続テロ事件911の際には、チャリティとして、信仰・願いとして「I (Love) NY」、「God Bless America」を大勢の方が着用していたと言われています。




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