今回は、惜しくも今季(04-05シーズン)ファイナル連覇を逃してしまったデトロイトについてお届けいたします。

レプリソーム旅行記 Vol.7 デトロイト

デトロイトという街
デトロイトにやって来ました。
今までの都市と違い、非常に森や林が多いところです。
左の画像をご覧下さい。
巨大な白いトレーラーに対して、木々の大きいこと。

また、動物も色々生息しています。
動物たちには気の毒でしたが、車にひかれた鳥、イヌ、シカ、アライグマを数多くみました。

もう1つ特徴的なのは、「人」です。仕事に対して、とても堅実で真面目な方が多く、更に親切です。
そして、街に入ると1ブロックの長さ・広さが、とてつもなく大きく、本当に街のつくりが車向きです。
住民の性格や街並みを見ていると、どこか日本の名古屋に似ています。

デトロイトって何州?
さて、NBAファンにとってデトロイトは有名な都市ですが、何州にあるかご存知ですか?。
場所は、ミシガン州東部になります。

勘のいい方なら、もうお気づきだと思います。
この州には、クリス・ウェバーやジェレン・ローズを輩出した、ミシガン大学があり、右の画像は同大学の建物です。
また、同時にミシガン州ランシングという土地(州の西方)は、マジック・ジョンソンの故郷でもあります。

ミシガン大学
もう少し近寄ってみます。
看板の名前からすると、大学の健康管理を司る建物のようです。
ショッピングモールに面した、どちらかというと州の西側にあります。

別の場所にも・・・
ミシガン大のバナーです。
先ほどとは違った場所(さっきよりも東)にも、校舎があります。分校か特定の学部のようです。

あれっ?
更に移動すると、あれっ?。
何か見覚えのあるデザインの看板が見えました。
ちょっと戻ってみてみます。

ミシガン州立大学
間違いありません。
マジック・ジョンソンやジェイソン・リチャードソンを輩出したミシガン州立大学の看板です。
看板によると、ここは大学の東南地域にあたるようです。

ミシガン州立大学 その2
画像の通り、ミシガン大学よりも自然の多い場所にあります。
今回は両校ともご縁がありませんでしたが、次の機会にはぜひ訪れてみたいと思います(その時はもちろん、この旅行記にUPします)。

ショッピングモール内まで
ショッピングモール内です。
街の中には、両校ともにシンボリックな大学であることが醸し出されています(同州には他の大学もあります)。

クリス・ウェバー
ジャレン・ローズ
ジュワン・ハワード
グレン・ライス
モーリス・テイラー
ジャマール・クロフォード
ルディ・トムジャノビッチ
ロイ・タープリー
ロイ・ボウト
ジェイソン・リチャードソン
ザック・ランドルフ
エリック・スノウ
モーリス・ピターソン
スティーブ・スミス
マジック・ジョンソン

巷のNBA:工場
今度はピストンズのホームコート、パレス・オブ・オーバーンヒルズに移動します。
その最中・・・おや?。
工場の液化ガスタンクに見慣れたロゴが。ピストンズのマークです。
画像では「Pistons」の「tons」しかご確認いただけないかと思いますが、バスケットボールに模した工場のタンクに、ピストンズのロゴがプリントされています。ちなみに裏面には、WNBAのデトロイト・ショックがプリントされています。

  
パレス・オブ・オーバーンヒルズ
やってきました、パレス・オブ・オーバーンヒルズです。
真っ先に目に入ってきたのは、両選手のバナー。
メンバーをコントロールしたり、大事な場面での得点をするのは、右のビラップス選手ですが、人気・信頼の上で絶大なのは、左のベン・ウォレス選手です。
どんなグッズにおいても、Bウォレス選手の物は売切れか、残り数が少ないことからも分かります。
ただ、両選手ともに生え抜きではないながらも、地元から愛されているのは変わりません。

  
ラシード・ウォレスの人気
上の2選手を横からサポートする選手も飾られています。
このバナーでは確認できませんでしたが、意外な人気があるのはラシード・ウォレス選手です。バスケットボールに興味がない人でも、彼の名前を知っている場合が多く、「NBAには興味ないけど、ピストンズでは彼は好き」と言う方を何名か見ました。

理由を尋ねると「あのキャラクター(性格)が好きなのよ」という答えばかりで、女性がほとんどです。
あのテクニカルファールを喰らっていた、あの熱い性格が母性本能をくすぐるからなのでしょうか?。

WNBAの選手も
WNBAの選手もピストンズの選手と同様に、こうして飾られています。

アリーナ内
アリーナの中に入ると静まり返っています。シーズンオフだから無理もありません。

ボブルヘッドドール?
入り口そばにあるベン・ウォレス選手の人形です。
およそ実寸ではないかと思われます。
実物大だとすると、206cmはあることになるのですが、とにかく大きいです。

一応、ボブルヘッドドール(首がバネになっており頭が可動)というので、「本当?」と確かめようと、頭に手を伸ばすと・・・。

「触ったらダメ!囲いのテープが見えないの?」
と女性スタッフに怒られてしまいました。
(いま、これがボブルヘッドって紹介したクセに・・・)。
残念です。

ミニボブルヘッドドール
アリーナ内ではありませんが、こちらもボブルヘッドです。
左からビラップス選手・プリンス選手・ハミルトン選手の3名です。
大きさは、70〜80 cm くらいの、かわいらしいサイズです。

シーズンオフのコート
つい先月までファイナルが行なわれていたコートですが、今日は誰もいません。
コート中央のマークがピストンズからショックに変わっていることも、改めてシーズンオフであることを感じさせます。

巷のNBA:マクドナルド
朝食を・・・と思い、マクドナルド(画像右の窓にご注目)に入ると偶然にこんな物が・・。

ピストンズ時代の、ジェリースタックハウス選手のジャージです。
1人で孤軍奮闘し、チームを引っ張っていた頃が思い出されます。

  
グラント・ヒルの人気
ケガがちでシーズン出場が、ままならなかったここ数年でも、オールスターでの人気は変わらぬグラント・ヒル選手のジャージです(2着とも、いすれもサインが入っています)。
アメリカでのスポーツ選手の評価は、必ずしもアスレチック能力ばかりでなく、コート外の活動や人としての内面も対象になります。
その点では、中流以上の社会階級の出身で、きちんと大学を卒業してからリーグ入りし、クリーンなプレーをするグラント・ヒルは、スター選手としてだけではなく、「模範的な人間」として認知されています。
他チームへ移籍した今でも、ここデトロイトにおけるヒル選手への敬意は変わらないようです。

  
バッドボーイの中のグッドボーイ
ピストンズのもう1つの栄光時代、バッドボーイズ。その中でも唯一、グッド・ボーイとされたジョー・デュマース選手のジャージです。
あのプレーに眉間にシワをよせる方もいらっしゃるかと思いますが、この街にいるとあのタフさが「あれはあれで1つのアイデンティティだった」というような気になります。

WNBAの選手も
WNBAの選手もピストンズの選手と同様に、こうして飾られています。

おまけ
 アメリカのショッピングモールで、ハンバーガーやドーナツ以外でよく目にするようになった食べ物屋さんといえば、アジア系のお店です。
主にライスと鶏肉を中心とした品揃えで、甘辛い味から本当に辛い味まで取り揃えています。
その場で食べるもよし、テイクアウトで持ち帰って食べるもよし(ちなみに、現在のアメリカではほとんどテイクアウト:take outという言葉を使わず、ここで召し上がりますか?お持ち帰りですか?を “ Here? to go? ” と言って尋ねます)。
パンに比べて腹持ちがいい、という理由からよく利用しますが、ことにその日の朝・晩にそこで食事をとり、店員さんがアジア系の方の場合、日本人が珍しいこともあって1度で顔を覚えてくれます。

「テイクアウトのお客様ですね。熱いから気をつけて」

と、店員さんはビニール袋に入れて、うやうやしく手渡してくれるのですが、ここでもっと注意していれば、こんなことはなかったのですが・・・。

 モーテルに戻って、早速食事にしようとすると大変な問題に気がつきました。
スプーンもフォークも袋に入っていません。
困りました。非常事態です。
戻ってもらってくればいいだけのことですが、またそこまで車で移動して、歩いてとなると・・・。思案した挙句、いつかTVで東南アジアを紹介する番組で見たように、手で掴んで食べることに。

目の前の料理からは、美味しそうに湯気がたっています。あまりの空腹に、思い切って手を伸ばすと・・・。
「熱っ!!」
危うく火傷をするところでした。
結局、冷めるのを待ち、無事に食べることができました。
昔のマンガなどで、お腹をすかした人が食べ物を見るなり、握るように掴んでほおばるシーンがありましたが、実際はこの食べ方ではボロボロと手からこぼれ落ちることを初めて知り、手をシャベルのような形に構えて、そのシャベルで口に注ぎ込むようにしないと上手く食べられないことも初めて知りました。
正に目からウロコです。

 翌日、懲りもせずまた同じお店に向かいます。
店員さんも昨日と同じ方で、毎日のように足を運ぶ私に上機嫌です。

「今日は何の味にしますか?いつもとは違った辛い(Hot)のをおすすめしますが?」
「じゃあそれを」
「はい、いつもどうもありがとう。 Hot as well as Hot. Take care.(熱い上に辛いから気をつけて)」

と、楽しそうに笑顔でジョークを言いながら手渡してくれるのですが、昨夜のことが頭から離れない私は、「よくわかってるよ」と一言、言い残し気まずそうに立ち去るしか出来ませんでした。