レプリソーム旅行記 Vol.17 コネチカット大学

はじめに
レイ・アレン選手やリチャード・ハミルトン選手、最近の選手では、ハシーム・サビート選手を輩出した大学としても有名なコネチカット大学。
どこにある大学がご存知でしょうか。

ニューヨークの北東部(コネチカット大学のロゴマーク部)にあります。州都は、ハートフォード。ビン・ベイカー選手の出身大学、ハートフォード大学がある場所です。
北には、マサチューセッツ州・スプリングフィールドに接しています。Basketball Hall Of Fame がある場所です。当然、その東はセルティクスのホーム、ボストンです。

また、この州には、ESPNが本拠地を置いていたり、WNBAのコネチカット・サンのホームでもあります。
著名人も多く輩出しています。
 カレン&リチャード・カーペンター兄妹
 (カーペンターズ)
 ボビー・バレンタイン氏
 (元 千葉ロッテ監督)
 クリストファー・ロイド氏
  (俳優。Back to the Futureシリーズで、ドクことエメット・ブラウンを好演)
 チャールズ・ルイス・ティファニー氏
 (ティファニー創設者)
 サミュエル・コルト氏
 (リボルバー拳銃を発明)

ConnとUConn
コネチカット州には、これから訪れようとしているコネチカット大学(University of Conneticut)の他に、コネチカット・カレッジ(Connecticut College)と、似た名前の別の大学も存在し、このコネチカット・カレッジを略して、Connと呼ぶのに対し、コネチカット大学を略してUConn(ユーコン)と呼びます。

コネチカット大学は、DUKE大やシラキュース大と同じくディビジョンIで、カンファレンスはビッグイーストに所蔵していますが、コネチカット・カレッジは、男女バスケットボールチームともに、2010年現在でディビジョンVのニューイングランド スモール カレッジ アスレチック カンファレンスに所属し、マスコットはラクダのキャメルズ(Camels)というチーム名です。
画像は、各大学とそのアスレチックチームのロゴマークです。

コネチカット
2回

シンシナティ
2回

ジョージタウン
1回

ルイビル
2回

マーケット
1回

シラキュース
1回

ビラノバ
1回

デポール
 

ノートルダム

ピッツバーグ

プロビデンス

ラトガース

シートンホール

サウスフロリダ

セントジョンズ

ウェストバージニア
Big East Conference
コネチカット大学は、NCAAのディビジョンT、イーストリジョン、Big East カンファレンスに所属しています。

同カンファレンスには、パトリック・ユーイング選手やアイバーソン選手らを輩出したジョージタウン大学や、ドウェイン・ウェイド選手の母校マーケット大学などの強豪校をはじめ計16校が所属し、16校中7校が優勝を経験しています。
ここのカンファレンスだけで10回の優勝回数ですので、いかに強豪校ぞろいのカンファレンスかが、おわかりいただけるかと思います。

ハートフォードへ?
画像は、ハートフォードの中心街の街並みです・・・といっても、ビン・ベイカー選手の母校に向かうわけではありません。
コネチカット大学に関する場所へ向かっています。

XL センター
目的地はここです。
画像に写るのは、通常、「ハートフォード・シビックセンター」と呼ばれていますが、またの名を「XL センター」といいます。

ここは、コネチカット大学から直線 30kmほど西へ離れた場所になり、同大学の男子バスケットボールチームは、1976年から『セカンド・ホーム(コート)』として使用し、1980年からは女子チームも『ホーム アウェイ フロム ホーム(Home away from home)』として使用しています。
他にも、ハートフォート大学のホッケーチームが利用したり、過去にはNHLの試合も行なわれました。
バスケットの場合、収容人数 16294名で、中心街にある建物としては大きな建物です。
ちょっと車を停めて、周りを歩いてみたいと思います。

駐車場から
駐車場から見たXL センター。
銀色に光る看板と、画像右下の白い壁に描かれたXLセンターのロゴからもおわかりの通り、右側のガラス張りから、左側の茶色いビルまでが、XL センターになります。
アニメータでご覧下さい。

案内看板
XL センターの壁に沿って歩いてくると、画像のような場所に出ました。XL センターと書かれた先ほどと同じデザインの看板に、案内看板です。

こっちに行くと●●、と色々と書かれてはいるものの、早朝7時半のため、残念ながらどこも開いていません。

高層ビルの中に
少し離れてみると、こんな感じです。
上の画像の、XL センターの看板2つがわずかながら見えます。
画像中、青になっている信号が見えますが、その信号下の通りを歩いてきました。

また、センター背後に写るビルにお気づきでしょうか。
ニューヨーク・ニックスのマジソンンスクウェアガーデンのように、このXL センターもハートフォードの街中、高層ビル街にあります。

やはり閉まっています
一応、何かあるかと思って、階段をのぼってはみますが・・・やはり時間帯が時間帯だけに、どこも閉まっています。

外周
XL センターの外周を歩いて移動します。
画像は、別の入り口を撮影したものですが、横から射し込んでくる朝日のためか、暗いところと明るいところの差が激しいです。

あらかじめ地図で、ビル街にあることは知っていたので、外周を歩いても大したことないだろうと、タカをくくっていましたが、とんでもない。
やはり、ホッケーやバスケのできるだけの敷地のためとても広く、外周を回るのにかなり歩きます。

スポーツカフェ
画像の建物、見たところスポーツカフェのようです。XL センターのすぐそばにあります。
当日券を目当てにして、万が一入場できなくても、こうした場所で食事をしながら観戦できれば便利です。

コネチカット大学へ
XL センターをあとに、コネチカット大学へ向かいます・・・が、センター付近と大きく変わって、画像の通り緑に恵まれた道を走ることになります。
地図では直線 30kmなのですが、頻繁に急な勾配の坂に出くわします・・・本当にこの先に大学なんて、あるのでしょうか。

行けども行けども
行けども・・・行けども緑。
悪い予感が、徐々に不安に変わってきます。

地元、コネチカット大学のホームに向かっているはずですが、対戦大学の選手でなくても、本当にアウェイ(遠い)に感じます。

牛が・・・
そして、開けた景色がこれです。
画像には写っていませんが、遠くには、遊牧された牛たちが見えます。
この先にあるのは大学ではなくて牧場なのでは・・・?。

大学への入り口
不安ながらも進んでいくと、ありました!、大学への入り口です。
道幅は、2車線ギリギリの小さな小さな入り口。
もはや、冒険ゲームの「秘密の森への入り口」というレベルです。

そして、この先へ進むも工事中で追い返され、似たような別の入り口から入り、いきなり敷地です。
何が何だかわからないうちに到着してしまいました。

敷地内
大学敷地内です。
都会的な大学とは言えないかも知れませんが、緑が多く、ゆったりとした雰囲気が漂っています。

キャンパスの大きさ
こじんまりとしている雰囲気とは裏腹に、実際はそんなに小さな敷地ではありません。の画像は、このキャンパスの地図ですが、これによると、これから行こうとするアリーナ2個分ほどもある湖が2つも存在し、地図全体の敷地を実際の大きさに例えると、小さな街ほどもあります。

で示した箇所が、今回の取材範囲です。実際に歩いてみて、かなり広いという印象でしたが、全体の敷地からすると、たったこれだけです。

また、コネチカット大学は、このキャンパスの他に、ハートフォード校、アヴェリーポイント校、スタムフォード校、ウォーターベリー校、トーリントン校、他関連機関があることからも、大学組織としての規模もかなり大きいことがわかります。

バナー
これまでの大学でも、頻繁に見られたバナー。
コネチカット大学も例外ではありません。アスレチックチームのロゴこそ、ハスキーですが、大学ロゴはオークの葉です。

※ナラ・カシなどブナ科コナラ属の総称

UConn CO-OP
朝食がまだなので、食事にすることに。
ちょうどいいところに、UConn CO-OPがありました。
いわゆる大学生協です。

ATMコーナー
食堂への入り口の手前にATMコーナーがあります。
機械の隣には、各種目の選手やマスコットの活躍を捉えた写真が飾ってあります。

食事にするはずが・・・
食事にするはずでしたが、まだ早朝と言うこともあって、すぐには食べられないとのこと。
「すぐに準備するけど?」と、ご好意をいただきましたが、取材のスケジュールもあるので、すぐに食べられる物を・・・と思い売店で見つけたのはこの2つ。
ハスキーのロゴの入ったチョコレートと、ミネラルウォーターです。

不思議な一群
非常に軽い食事を済ませ、目的地のアリーナと博物館を目指して歩きだすと、不思議な一群に遭遇します。
画像の彼らは、見た目、高校生くらいの年頃。その一群の中に、ひときわ声のデカい女性がいます。どうやら引率の方のようです。

そして彼女が大声で、
 「あなたたちのいる、ここはどこ!?」
と叫べば、それに呼応して
 「ユーコーン!!(UConn)」
という若者の叫び声が響きます。

他に何を言っているのかは、わかりませんでしたが、何かにつけて、若者に質問を叫んで投げかけては、それに若者たちは「ユーコーン!!」と応えます。
多分、大学見学のオリエンテーションなのでしょう。

面食らうことが続きますが、(あれは大学によるイニシエーション?)と思いつつも、まずはアリーナであるパビリオンへ向かいます。

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