レプリソーム旅行記 Vol.18 Hall of Fame prt
2 Michael Jordan
- はじめに
-
コネチカット大学でもご紹介しました通り、Naismith Basketball
Hall of Fame (以下 Hall of Fame)は、同大学を南に、ボストンを東にした街、スプリングフィールドにあります。
- 建物外観
-
4年ぶりに訪れた、Basketball Hall of Fame。
建物は変わらず、あの威風を保っています。
- ホール
-
ホールの様子も当時のままで、頭上にはバスケットボールの試合の様子が大きなパネルとなって、ホール上方両側を飾っています。
博物館のエリアに入場しなくても、ここのホールには見所がありますので、まずそれらをご紹介したいと思います。
- ホールの床
-
床も変わっていません。選手の足型と写真があちこちにプリントされています。
変わったところといえば、前回はなかったチャールズ・バークレー選手とシャキール・オニール選手が加わったところでしょうか。
- 自動販売機
-
白クマがダンクしている、あの飲み物の自動販売機も変わっていません。
バスケットボードにはメーカーの名前が、そしてボールには「7
up」と飲み物の名前が、2台の販売機に跨ってプリントされています。
左下には、Hall of Fame のロゴマークも見えます。
本当に凝っています。
- ATM
-
前回と変わったところを見つけました。
United Bank のATMコーナーです。
バスケットゴールとレイアップシュートをしている少年が写っています。
少年とボールはトリックアートのように、プリントであるのは当然として、ゴールは本物が壁に取り付けられています。そのゴールに、生々しいリアルなボールがプリントされており、非常にリアリティがあります。
- 51¢ Turn Your Penny into
-
もう1つ新しく加わったものを見つけました。
これは、機械の上に書かれた
「51¢ Turn Your Penny into 」
の通り、25セント硬貨を2枚(50¢)入れ、4つのデザインのうちいずれかを選んで、機械中央のハンドルを回すと、1¢と同じ材質の記念コインが出てくる、というものです。俗に言う、ペニークラッシャー、ペニープレスと呼ばれているものだと思われます。※
実際に4種類すべてを入手するために、4回やってみました。
ハンドルのトルクが結構重く、懸命に回しますが、何となく日本のガチャガチャを、いい歳した大人がやっているようで恥ずかしい部分もあります。
実際に作ってみたのが、画像下の4枚です(ちょっと時間が経ってしまい、一部汚れてしまっていますが)。1¢(最右)よりも大きく薄いコインです。
コイン画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。
左から、 Hall of Fame のロゴマーク、バスケットボールの考案者であるジェイムス・ネイスミス博士、マイケル・ジョーダン選手を思わせるハンガーにかけられた#23のジャージとミッド〜ハイカットのシューズ。
そして4枚目は、背番号23の選手がシュートする姿が描かれ、その奥ではスコアボードが59-60を指し、My
Lucky Penny と書かれています。
アメリカでは、朝家を出て最初に拾った1¢をラッキーペニーと呼び、幸運のお守りとする風習があることから、「この1¢でシュートが決まり、逆転できる」という描写なのでしょう。
※日本では、硬貨・紙幣の加工は法律で禁じられていますが、アメリカでは特にそうした規制が(限定的にだとは思われますが)ありません。
- 各国のバスケットボール
-
以前も、こちらのトイレ前にはこのようにたくさんの写真が飾られていましたが、その内容が変わっています。
各国のバスケットボールのシーンを捉えた写真が掲載されています。
- Ambassador of The Game
-
「Ambassador of The Game」という見出しに、色々な人物や組織の名前と肖像画があります。
マーク・キューバーン氏、ポール・アレン氏といったNBAチームのオーナー、NBAコミッショナーのデビッド・スターン氏の他に、アトランタ・ホークス、ペイサーズ、ニックスといったチーム名、カンザス大学やスプリングフィールドカレッジといった大学の名前まであります。
「Ambassador of The Game」を直訳すると、「試合の大使」ですが、ここでは「試合開催のため、ファンの目にはつきにくい形(裏方の活動や経済支援)で貢献する人々」ということなのでしょう。
この Hall of Fame のいいところは、プロやカレッジバスケットだけを取り扱うのではなく、アマチュアの選手や監督、そして選手ではなくとも競技の普及に貢献したスタッフも受賞の対象になり得ること、桧舞台に立つ人だけでなく、陰の功労者も評価されるという点です。
- Court of honor
-
こちらは「Court of honor」のコーナー、ノースカロライナ大、シラキュース大、カンザス大、コネティカット大、マーケット大、アリゾナ大の監督が掲載されています。
出身大学ではなく、その大学をコーチングすることで、偉大な功績を残した監督として掲載されています。
アリゾナ大
ルート・オルソン
カンザス大
ジェイムス・ネイスミス
ロイ・ウィリアムス
ラリー・ブラウン
フォレスト・アレン
シラキュース大
ジム・ボーヘイム
コネティカット大
ジーノ・アウリーマ
ジム・カルホーン
マーケット大
アル・マクガイア
ノースカロライナ州立大
エヴァーレット・ケース
ケイ・ヨウ
ノースカロライナ大チャペルヒル校
ベン・カルネヴァーレ
フランク・マクガイア
ディーン・スミス
ロイ・ウィリアムス
(敬称略)
- マクドナルドからSubwayへ
-
以前、訪れた際にはここはマクドナルドでしたが、ここも変わっていました。現在は、サンドイッチの「Subway」となっています。
店内の壁にこんなものを見つけました。
アキーム・オラジュワン選手、パトリック・ユーイング選手、ラリー・バード選手、Dr.Jことジュリアス・アービング選手が壁にプリントされています。
また、選手の足下には所属チームのロゴ、頭上には各所属チームの小さなロゴの入った、選手のネームプレートがプリントされています。
ラリー・バード選手を除いて移籍を経験した選手達ですが、やはりキャリアのピークにあった当時のジャージ姿を見るとノスタルジックな気持ちになります。
- 店内テーブル
-
また、「街中のSubwayとは違う」と思われせるのは、壁のプリントだけではありませんでした。
店内のテーブルは、グリーンのモノトーンの物以外に、画像の通りバスケットボールあるいはボールとリングがプリントされた大小のテーブルがあります。
実に凝っています。
- ドライヤー
-
もう一点、凝っているのはトイレ。
画像は、洗った手を乾かすハンドドライヤーですが、全身にバスケットボール表面の模様がプリントされ、更に
Hall of Fameのロゴがプリントされております。
何もかもがバスケットボール。
これが、Hall of Fame の醍醐味のひとつと言えます。
- 前置きここまで
-
前置きはこのくらいにして、チケット片手に、今回の目玉であるジョーダン選手のフロアに行ってみたいと思います。
下のメニューから、ご覧になりたい箇所をクリックして下さい。
▲ページのTopへ