レプリソーム旅行記 Vol.18 Hall of Fame prt 2 Michael Jordan

歩き方
前回の Hall of Fame でもお伝えしました通り、1Fで入場チケットを購入して、エレベーターで頂上の3Fまで上がり、3F→2F→1Fと、降りてくるのがスタンダードな歩き方です。

画像はエレベーター内から撮影したものです。

この博物館の構造
まず、この博物館の構造についてご説明します。
下の画像は、このHall of Fame を上から見た地図です。

3階建ての建物ですが、下の画像で点滅している箇所は、1階から3階まで吹き抜けになっており、眼下には画像のような、1階のコートを見下ろせます。

閲覧コーナー
博物館として色々な物が閲覧できるコーナーは、1階から3階まであります。
特に3階では、下の部の個所に、ショーケース(画像)がコートを囲むように並べられ、中には記念品などが閲覧できるよう収納されています。

箇所を円を描くように見て回り、3階から1階まで、らせんを描くように降りてくる、というのがオーソドックスなコースです。

今回のテーマは
上の画像には、閲覧物が写っていますが、実は2006年に訪れた時の画像です。

今回訪れた際には左の画像の通り、当時の様子を語るモニタは作動してはいたものの、あいにくケースの多くが空っぽ、又は特に真新しいものが陳列されていませんでした。

そこで今回は副題の通り、マイケル・ジョーダンにスポットを当てて、お伝えしたいと思います。

リアルに再現
先程ちらっとご紹介した、この Hall of Fame の1階コートを、アリーナのコートとして、よりリアルに再現するために、こうした物が天井から吊るされています。
NBAやNCAAの各アリーナにある、スコアやファール数を表示するセンタースクリーンです。

コートの様子こそ表示しませんが、現在、この博物館で特集している関連動画を流しています。

無数のオレンジ
そして、その背後に見える、無数のオレンジ色の何かですが・・・。

無数のオレンジの正体は
無数のオレンジの正体はこれです。
壁一面に掲載されている、これまでにHall of Fame に選ばれた、選手・監督・審判・コントリビュータ・チームの写真です。

ユーイング選手、ストックトン選手、オラジュワン選手、ビビアン・ストリンガー監督、09-10シーズンに臨時でナゲッツのHCを務めたエイドリアン・ダントリー氏、パット・ライリー氏、提督ことロビンソン選手、そしてマイケル・ジョーダン選手です。

この選手です
どこかしらに反射像が発生してしまうことから、フラッシュなしで撮影したのが上の画像ですが、実際の色合いはこの画像のようになっています。

今回は、この選手の新設コーナー取材を目的に来ています。

ショーケース
それでは、通路を歩き始めます。
4年前には、チャールズ・バークレー選手やドミニク・ウィルキンス選手らのジャージなどが飾られていたショーケースですが、別のものに置き換えられています。
見てみましょう。

記念ボール
一番左にあるのは、テネシー大学女子チームのヘッドコーチ、パット・サミット氏が1999年12月5日に、対ウィスコンシン戦で700勝目を挙げた記念ボールです。ご本人のサインも書かれています。

中央のボールは、レニー・ウィルキンス氏率いるスーパーソニックス(現サンダー)が、1984年1月18日、タコマドームにて、対マーベリックス戦(147-107)で、500勝目を挙げた記念ボールです。
ちなみに同監督は、1890年に選手として、1998年に監督としても、この Hall of Fameに選ばれている数少ない1人です。

一番右にあるボールは、チャック・デイリー氏率いるNJ ネッツが、ミードウズランドアリーナにて、対レイカーズ戦(106-91)で、500勝目を挙げたのを記念して作られたボールです。画像では確認できませんが、ボールの下には同氏のイニシャルが入った、ピンバッチのような物が複数置かれています。

記念ボール その2
左側に写っているのは、テンプル大のジョン・チェイニー氏の500勝記念ボール(1994年3月7日。対ジョージワシントン戦 54-34)。

その右隣、画像中央に写るのは、ロスターに名こそ連ねなかったものの、史上初、1979年にペイサーズのトレーニングキャンプに参加した女性、アニー・メイヤーズ氏を「First Lady in NBA」と賞賛しての記念ボール。

もっとも右側に写っているのは、ロイ・ウィリアムス監督の500勝記念ボールです。キャリアこそ、カンザス大からのスタートでしたが、500勝を挙げたのはノースカロライナ大でのことでした。
カンザス大在籍時には、ポール・ピアース選手やハインリック選手、ドリュー・グッデン選手らを監督し、ノースカロライナ大ではタイ・ローソン選手やショーン・メイ選手らを監督し、2度の優勝を果たしました。

ニックスのパット・ライリー監督
こちらは、HCとしてニックスを率いていた頃のパット・ライリー氏の、1993年 コーチ・オブ・ジ・イヤーの記念プラークです。

パトリック・ユーイング選手をはじめとする、あの当時のニックスです。

2009年メンバーのコーナーへ
このケースには、2009年に選ばれた、デビッド・ロビンソン選手のドリームチームTのジャージと、2008年に選ばれたパット・ライリー氏、他の年に選ばれた方々の物とが混在しています。

こうした記念ボールや実使用のウェアなど、メモラビリアは記念すべきその年に、この博物館に入ってくるわけではないので仕方ないことです。

2009年メンバーのコーナーに進みます。

2009年メンバー
こちらが、2009年に Hall of Fame へ選ばれた選手・監督のコーナーです。
選出された方々は、以下の通りです。

 選手
  マイケル・ジョーダン
  デビッド・ロビンソン
  ジョン・ストックトン

 監督
  ジェリー・スローン
  ビビアン・ストリンガー

 (敬称略)

ガラスには
ケースのガラスには、上の5名の姿、Hall of Fame に選ばれた年、生年月日と出生地、功績など説明が入っています。

生涯で一つの
こちらはショーケースの中身です。
2つ上の画像の右上です。

右側に写るボールは、生涯ユタ・ジャズだけでプレーしたストックトン選手に、「同じチームで最も多くの試合数をプレーした選手」として贈られた物です。
ボールには、1270試合(2000年11月24日 対ネッツ戦)、首位タイとあります。2002-03シーズンをもって引退していますので、2000年時点で首位になり、ジョン・ハブリチェック選手の記録を破ったことになります。

左隣に写るのは、アリーナのフローリングに見えますが、れっきとしたプラーク(賞の盾)です。
2003年に、デビッド・ロビンソン選手のチャリティ活動が評価され、 NBA Community Assist Award のプラークです。

ビビアン・ストリンガー監督
こちらの左側に写るのは、1995年からラトガーズ大・女子バスケットボールチームを率いる、ビビアン・ストリンガー監督の600勝記念ボールとネットです。1999年12月18日、対テキサス大戦で達成しました。
すでに2010年時点で通算800勝まで到達し、現在もその記録は更新中とあります。

右隣に写るプラークは(上の方が少し写っていませんが)、同監督が、アイオワ大学を率いていた1993年当時、 Naismith Coarch of the Year に選ばれた受賞プラークです。

エアジョーダン&ボール
ビビアン・ストリンガー監督のボール左隣にあるのは、みなさんもよくご存知のエアジョーダンT。

その隣にあるのは、デビッド・ロビンソン選手が2001年11月16日に All-Time NBA Scoring Leader になった記念ボールです。
同選手のサインが施されています。

ジャージ&ウェア
こちらのブルズのホームジャージは、ジェリー・スローン氏(現ジャズHC)の選手時代のジャージで、実使用の物です。ちなみに同監督のブルズの#4は、ジョーダン選手やピペン選手と同じく、永久欠番に選ばれています。

その手前に写る、レッド×ネイビーのロングスリーブのウェアは、ビビアン・ストリンガー監督の実使用の物です。2004年のアテネ五輪でアシスタントコーチとして参加した際に着用していた物とあります。

ジャージ
こちらのジャージが誰の物かは、もう説明の必要がないくらい有名です(#12 ジョン・ストックトン選手・#50 デビッド・ロビンソン選手)。

ロビンソン選手のジャージはNIKE 社製で、2色のパッチワークで文字が作られ、それぞれが生地に縫い付けられています。

一方、ストックトン選手のジャズのジャージは、2010年現在から数えておよそ3つ前のデザインですが、メーカーはChampionで、生地こそオーセンティック以上に見えますが、背番号などはラバープリントです。
92年ファイナルのジョーダン選手の着用しているジャージを見ても、その光沢から見てとれますが、プロでも当時はラバープリントが多かったのがわかります。

一番右に写っているのは、ジョーダン選手実使用のウォームアップジャケットです。

モニタでは
中央の上方にあるモニタでは、受賞したシーンが繰り返し流されています。

画像は、ジョーダン選手ですが・・・もっといいショットを狙えばよかったと後悔がよぎります。

3階の真新しい物は以上です。
それでは、今回の本編である、マイケル・ジョーダンコーナーに移動しましょう。
下のメニュー、Hall of Fame 2F ジョーダンコーナー をクリックして下さい。

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